3Dプリンターで出力 第十回「3Dプリント完成」

3d_model001.JPG

これだけ簡単なモデルを作るのに、ソフト導入から
手元に届くまで2か月程かかってしまいました。
モデル制作自体は1日2日で終わりますが、そこからが長かったです。
最終的な3Dプリントの質に関しても、滑らかな出来栄えというよりも
「いかにも機械で出力しました」という粗さが目立つ印象が強いです。
手作業で作るフィギュアの「滑らか」で「ムラなく」という状態とは逆に
機械特有の「粗さ」が強調されているのは、個人的に見ていて心地よいです。

いつの時代も機械の性能が上がりできることが増えすぎると
かえって色々な表現ができてしまい、収拾がつかなくなります。
制限があった方が個性的な作品は生まれやすいです。
今はまさにその時だと思います。

3d_model002.JPG

ただ美少女フィギュアのような滑らかさやつやっぽさは
まだまだ3Dプリントでは表現するのは難しいように感じました。
出力サイズにもよりますが、特にフルカラー石膏出力に関しては
近くで見るとあきらかに塗りムラが目立つので、
あきらかに「人工物」という印象が先にきてしまいます。
なので、リアルなキャラクターには向かないように感じました。

3d_model003.JPG

ベベルの検証してみました。
これまた立体の大きさにもよりますが、上記図のように
ベベルをかけたものとベベルをかけていないモデルを比べてわかるだろうか?
左側がシャープな立体で、右側がベベルをかけた状態です。
気持ち滑らかになっているように見えますが、
左側のシャープさがあまり上手く表現できていません。
今の技術的に限界でしょうか。
フルカラー石膏に関しては、小さいモデルだと
あまりシャープな立体が得意ではないのが結論として分かりました。

3d_model004.JPG

個人的には今回の制作過程は面白いと感じたので、
違う素材でも他の立体をどんどん作ってみたいと思っています。
今後3Dプリンタ自体も性能がよくなっていくと思いますが、
家庭用3Dプリンタのフルカラー出力は、もうちょっと先になりそうですね。

<<関連記事>>

第一回「楽しむためのソフト選び」

第二回「何を作るか考える」

第三回「メタセコイア インストール」

第四回「メタセコモデリング基本操作」

第五回「メタセコ テクスチャ貼り基本操作」 

第六回「メタセコ3Dプリント出力問題」 

第七回「3Dプリント出力業者比較」

第八回「DMM.COM商品到着チェック」 

第九回「i.materialise商品到着チェック」

第十回「3Dプリント完成」 

第十一回「3Dモデルの使い方を考える」

第十二回「3Dモデル動画をつくる」 

 TOPPAGEIndex TOPPageTop